こんにちは。びらとり義経塾の瀬尾です。
久々の今日は何の日シリーズです。
今日6月24日は「ドレミの日」。
イタリアの音楽教師グイード・ダレッツォがドレミという音の名前を定めたことに由来します。
実は、「ドレミファソラシド」という呼び方は音階が決まってからずっと後になって考えられたものなのです。
紀元前6世紀頃の哲学者・数学者であるピタゴラスによって音階は発見され、1オクターブを7つに分ける理論が確立されていました。
しかし、それを表記する方法が確立されておらず、歌は歌われたものを聞いて覚えるしかありませんでした。
時は1024年、グイードは毎年6月24日に開催されていた「洗礼者ヨハネの祭」の日のため、聖歌隊に讃美歌「聖ヨハネ賛歌」の指導を行っていました。
聖歌隊が歌を暗記するのに苦労しているのを見たグイードは画期的な方法を思いつきます。
「聖ヨハネ賛歌」は、各節が一音階ずつ上がっていきます。
そこから、各節の始まりの歌詞の頭文字を「Ut Re Mi Fa Sol La」と決めたのです。
更に四線上に音符を書き記す記譜法も考え付き、現在の楽譜の原案となりました。
その後、「Ut(ウト)」が「Do」に変更され、さらに「聖ヨハネ賛歌」の最後の歌詞から「Si」が追加され、現在の7音階になりました。
音階といえば「ドレミファソラシド」と当たり前のように思っていましたが、
その名前を付けたというのは偉大な発明だったのではないでしょうか。
音階と楽譜が生まれなければ、今私たちがお気に入りの音楽を聞くこともなかったかもしれません。
先人の知恵に感謝していきましょう。
本日のクイズコーナー!
前回の解答:A.静岡県 D.徳島県
今日の問題:イタリアの国旗の色は、左から緑、白ともう一色は何でしょう?
答えは次回のブログで。ではまた✋