こんにちは。びらとり義経塾の瀬尾です。
本日も天体に関する話題です。
地球に2つ目の「月」が期間限定で登場しています。
幅10mほどの小惑星が、地球の重力に捕まり、57日間、地球の周囲を回る衛星となります。
ごく小さいため、地球に影響を及ぼすことは無いとのことです。
ここで、発想を広げまして、
もし、普通の月と同じくらいの大きさの月がもう1つあったら、どうなるか?
を考えてみたいと思います。
まず、月の引力は地球の自転を遅くさせ、一日を長くしています。
現在、約4万年に1秒(気が遠くなりますね)という割合で、自転の速度を減速させていますが、
月が2つになれば、もっと1日が長くなるでしょう。
また、月の引力が海水を引っ張ることで、潮の満ち引きが生まれています。
月が2つになれば、この満ち引きが激しくなり、海の生き物の生態系が崩れるかもしれません。
また、沿岸部で住める土地は減少してしまうでしょう。
もっと恐ろしいのは、地軸の向きが変化してしまうことです。
現在、地軸は23.4°の傾きで安定していますが、月が2つになれば引力の向きが複雑になり、地軸の向きが安定せず、激しい気候変動を引き起こすかもしれません。
そうなれば、地球全体で生態系は崩れてしまうでしょう。
さて、ここまで様々、空想を広げてきましたが、
前述のとおり、今回の「第2の月」がこのような影響を及ぼすことはありませんし、将来、同じ大きさの月が2つになることもないでしょう。
ただ、月は夜空に浮かんでいるだけの存在ではなく、
確かに私たちに影響していることを知れば、夜空の見方も変わってくるのではないでしょうか。
第2の月は11月25日に地球から離れていきます。
小さすぎて望遠鏡でも見えませんが、一期一会の機会に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
本日のクイズコーナー!
前回の解答:B:春分と秋分
今日の問題:月から地球までの距離を時速300キロの新幹線で移動するとどのくらいかかるでしょう?
A:2日間 B:2週間 C:2か月間
答えは次回のブログで。ではまた✋